和製ラスプーチンの言い分
- 作者: 佐藤優
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/03/26
- メディア: 単行本
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鈴木宗男氏と外務官僚が逮捕された顛末を、その当事者の外務官僚が自らの視点で書いたノンフィクション。
この事件、マスコミが報道する内容だけで解釈するに、「ムネヲはとんでもねぇダーティーな野郎だな、それに、やっぱり役人ってぇのはイケスカネー」程度の認識しか持ってませんでした。ザマーミロっ!と。
これが、別の視点から描かれているワケで、なるほど、ソッチにゃソッチのそうした背景があったワケかいな。と、認識を新たにできる興味深い内容でした。
正直、読み進めてしばらくは、筆者が自分の信念を正当化する(アタシャ個人の利益なんざぁ一切追求してません。すべては国益のため、男気持って事を進めてただけでございます。ってな)内容が鼻につき、シャラクセー!的に読み進む速度も上がりませんでした。
が、当時外務大臣に就任した田中真紀子女史とのバトルや、個人的に非常に気がかりだった『ムネヲハウスはなぜあんなにもミスボラシイのか?』といった疑問に対する謎も解け、さらには、全く知識を持ち合わせなかった検察・特捜の仕事の進め方なども、一方的な視点ではあるものの、その一部を垣間見ることができ、満足な内容でした。
キーとなる、『「ケインズ型公平配分政策」から「ハイエク型傾斜配分」への転換』。
これを私は、旧来自民党が得意とした、地方の農林水産業過剰保護や地場土建産業への利益誘導を基本とする票集め体制から、浮動票の多い都市生活者の票集め重視への転換と読み替え、勿体ぶりつつも明かされなかった黒幕の存在を勝手に想像して、口の端で笑ってみたりしてました。
漁船銃撃拿捕事件*1やらサハリン2建設中断やらと、ここ最近何かと騒がしい対露外交ネタ。果たしてムネヲが退いたツケなのか?描かれたムネヲの姿に興味津々。次は、作中に登場した「悶死-中川一郎怪死事件(草思社)」「宗男の言い分(飛鳥新社)」あたりに手ぇ出してみようかと。
*1:佐藤氏自身が "FujiSankei Business i."のサイトに持つコラム「佐藤優の地球を斬る」の8/24の記事でコメントしてました。
クードークードー
技術空洞 Lost Technical Capabilities (光文社ペーパーバックス)
- 作者: 宮崎琢磨
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/04/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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全部読んだよ。
くぉらっ、琢磨めっ!! (^^;
印税入ったらなんかオゴレ!
Vista-less Vista
Windows Vista は来年の1月ですかいっ?
桜の花もようやくという時期に、すでにクリスマスも正月もぶっ飛ぶとことが確定ですかいっ?
困ったときほど「チャンスですっ!」と言ってみよう、という師の教えがあり、一部限定でブームが巻き起こりましたが...。
チャンスです!!!!! (TへT)
いにしえのニューメディア:Web 2.0おぢさん
去年末あたりから、おぢさんどもは、口を開けば「Web 2.0」「Web 2.0」とウルサクてかなわない。
いや確かに、ここ最近の混沌とした環境を表現する「概念」としては非常に秀逸だと思っており、コレを否定するつもりは皆無です。
ただ、周りのおぢさんたちの、この「概念」の用い方が、どうにもこうにも「オエーっ」なワケでして。
この良く解らない状況をなんとか格好付けて語るために、都合の良いように解釈しているフシがあって、まぁとにかくこの言葉を使うわ使うわ。
しかも、もっともらしく「ajax」だの「XML」だの織り交ぜて、ホントにわかっとるんかと。んなモンは、やりたい事、やるべき事を実現するための手段のひとつでしかないっつーの。概念と手段を組み合わせても、やるべき事を明確にしないと何にもならんでしょがぁ。
万能薬じゃないんだよー。なんか、いにしえの「ニューメディア」とか「マルチメディア」みたい。
カンベンしてくれよぅ。そんなあなたの発想のバージョンを上げてくれぃ!
とは言ってみたモノの、ホントはオイラも、まったく解ってないんだけどね...
FMをPodcast
以前にネタとして上げた、携帯電話のFM機能。どうも、そのあたりからFMを聴く習慣が付き始めたようで。
会社のデスクでは、弊社の「MX」というFMシューナー付きPCを使っているので、夕方のGROOVE LINE(J-WAVE:ピストン西沢氏)を録って、iPodに書き出して、帰りの電車と翌朝の往路で聴いてます。
電車内で安定してFM聴けるってのは、なかなかオツなもんです。グルーブラインに限らず、日中の番組は交通情報やニュースなどの時事ネタが多いので、タイムシフトさせるとちょっと微妙ですが、それは目をつぶるとして...(時報もね、無意識にカラダが反応しちゃったりとか)。
いや、目をつぶっちゃいかんな。PCで録音しておけば、それほど手のかからない解析で、CMやニュース、時報の検出もできるし、しゃべりと音楽部分を分けてトラック区切ったりすれば、後から聴くときも便利だなぁ。
これに、携帯のFMでやっているような、コマーシャルコンテンツダウンロードとかつなげたら、それなりのものになるかな?
そういや、MXにはたまたまチューナー付いていたけど、普通無いよなぁ。ちょっと調べた感じだと、外付けのFMチューナーってのもあまり出回ってなさそうだし。
全部まとめて企画してみようかな?あ、オイラしか使わないか...。
クーデター?
- 家業を継ぐため退職
- 産休
- メンタル的な不具合初期症状発症の為、長期休暇
秋の新しいOSに対する対応が佳境に入りつつある今、今、今。同時に3名を欠くこととなる我がチーム。
ク・・・、クーデターなのか?